シロアリの成長
シロアリの巣の中には、何万匹~何百万匹ものシロアリが住んでいると言われています。
しかしこのような巣をどのように作り、シロアリ達は巣の中でどんな生活を送っているか不思議ですね。
まず、シロアリは大きくなると羽アリとなって今まで育ってきた巣を飛び立ち、羽を落としパートナーを見つけます。
そして雌雄がペアになって巣作りを始めます。
巣づくりをした雌雄が、女王、王となって、十数年に渡り交尾と産卵を繰り返します。
女王アリの卵巣は発達し、次第にお腹が膨らんで、種類によっては最初の大きさの数倍に達するそうです。
シロアリは無変態動物なので、生まれた時から子供は親と同じ姿です。
その為、ある程度成長すると働き蟻として、王、女王を助けながら、巣を作る作業を行います。
産まれた子供達には雌雄どちらの生殖を持ち、それは成長してゆくにつれて一部が前兵アリを経て兵アリに分かれるそうです。
そして巣の規模がある程度大きくなると、ニンフと呼ばれる階級を経て有翅の生殖虫が現れます。
有翅の生殖虫は、特定の時期に巣から旅立ち群飛するようになります。このニンフ達がパートナーを見つけ、未来の女王や王になります。
もしも、巣の女王・王が死んでしまった場合には、働き蟻やニンフから副女王や副王が生まれます。
そして生殖虫には眼はありますが、兵隊アリは生殖がなく眼も見えません。その為、兵アリ達はそれぞれの種類と環境などに応じ、身体の形態が違います。
日本に住むシロアリのなかで、家に害を及ばすイエシロアリやヤマトシロアリは、細長い鋭い牙を頭の先端に持っています。
また八重山諸島にいるタカサゴシロアリは、丸い頭をしていて、牙は小さいですが頭の斜め前方に鋭い角があり、そこから液体を噴射します。
他にも、丸っぽい頭で先端が平らになっている、沖縄産のダイコクシロアリ。この頭を使って巣穴をふさぎます。
目が見えずにいても、生活に適応して形を変えて生活しているのですね
